80 GRAPHIC TRIALS – 第1期

毎年開催されているTOPPANの最新の印刷技術とトップクリエイターによる印刷表現の新しい可能性を探るコラボレーション企画ですが、今回は企画20年ということで過去の80組400作品のポスターを3期にわけた第一期目になります。

ズラリと参加クリエイターの作品が展示されていて、各作品のコンセプトなどは入口で配布されているA4の用紙に簡単にまとめられています。
見ての通り展示されているのは完成品のみで過去の展示で行われていた制作過程の作品の展示はありません。

第1期に展示されているクリエイターは以下のとおり。

アーロン・ニエ、青柳雅博、秋田寛、浅葉克己、阿部拓也、アラン・チャン、生島大輔、市川知宏、伊藤桂司、居山浩二、上西祐理、植原亮輔、宇野亞喜良、えぐちりか、大貫卓也、岡崎智弘、葛西薫、柏本郷司、勝井三雄とAR三兄弟、菊地敦己、木住野彰悟、GOO CHOKI PAR、小玉文、佐藤可士和、佐藤晃一、佐藤卓

ワックスプラスを使用して透明感を表現したポスター。
用紙によって透け感が変わり、最終的にOKブリザードを使用。
表裏に印刷されています。

作品ごとに異なる細かいパターンを敷き詰めて写真を表現した作品で白抜きに見えるところもニスで同じパターンが入っています。

見る角度で絵柄が変わり動きを与えることができるレンチキュラーを試行錯誤した作品。写真だとブレてるようにしか見えませんね(笑

色やモアレ、ニスなど様々な印刷で使われる技術や現象などを細かく紐解いていった岡崎智弘さんらしいトライアル。

はみ出したデザインながら全てB1サイズと同じ面積のポスター。
グラフィックデザインの進化に焦点をあて、限界を超えた表現の追求らしいです。
普通に印刷会社に頼んだら面積がB1でも変形サイズで高く付くだろうなぁとか考えてしまうのが庶民デザイナーの悲しいサガ。(この企画の作品全てに言えることですが…)

CMYK4版の色の重ね合わせで表現されていくプロセスを視覚化した作品。
ただCMYK以外にシルバーも入っています。

上段は版ごとに線数を変えて網点のサイズを変えた表現。
下段は印刷物という平面に表現されてしまうものをインキやニスの重ね合わせで奥行きの表現。

他にも各クリエイターのユニークな印刷表現の作品を見ることができます。
前述の通り詳しい解説は会場内にはないので以下のサイトで過去の作品をまとめてみることができ、2022年以前はPDFで各トライアルの詳細も見ることができるので興味ある人は是非!

印刷表現の可能性を探るグラフィックトライアル|GA info. https://www.toppan.com/ja/joho/gainfo/graphictrial/brand/